プロフィール

島崎よう子

Author:島崎よう子
明治大学文学部卒業。退職後子育ての傍ら青葉文庫、カンガルー共同保育、青葉小・5中PTA、リサイクル条例直接請求運動に係る。1995年東村山市議会議員初当選。現在6期目。

生活文教委員会(前期は厚生委員会)。議会運営委員、広報広聴委員。昭和病院企業団議会議員。
保護司。
自治体議会改革フォーラム会員。全国フェミニスト議員連、財政問題研究会。
介護予防大作戦実行委員、青葉町福祉協力員、いきいきシニアあっぱれ脳トレ、みんなのうたごえ実行委員
sorakazeyoko@w3.dion.ne.jp

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H29年6月一般質問② 多磨全生園の「人権の森構想」を入所の皆さんに寄り添って進めよう。
2番(島崎よう子議員) 夏のような暑さが続いておりますが、きょうはありがたいことに空調を入れていただきました。しっかりやっていきたいと思います。
  今回私は、多磨全生園、補助金の見直し、フードバンクについての3件を取り上げます。 
  初めに、多磨全生園をまちづくりとして捉えようについてです。
  石川県の「シェア金沢」を視察しました。テレビでも取り上げられ、御存じの方も多いかもしれません。国立療養所跡地を、児童入所施設を運営している社会福祉法人佛子園が買い取り、「ごちゃまぜ」のまちをつくりました。「ごちゃまぜ(social inclusion)」というキーワードで全てをつないでいます。
  1万1,000坪に障害児入所施設、サービス付き高齢者住宅、天然温泉、高齢者デイサービス、生活介護、訪問介護、児童発達支援センター、学童保育、障害者の就労支援や学生向け住宅もあります。日用品売店や産前産後子育て応援、ボディケア、全天候型グラウンド、バーやレストラン、配食サービス、クリーニングやコインランドリーなどがありました。
  たくさんある施設は、高齢者や障害者たちが働いている仕事場でもあります。学生たちは家賃が安いかわりに、月30時間のボランティアが義務づけられています。「シェア金沢」には、地域の方々が来たくなるような仕掛けが随所にあるそうです。どこの職場にもいろいろな大人や子供が散らばっていて、本当に「ごちゃまぜ」でつながっている世界を感じました。
  全生園こそ「ごちゃまぜ」のまちづくりを進めるにふさわしいと直感したところです。かつて全生園は、ハンセン病の患者が隔離されたまちでした。今、人権の森構想の実現を目指しておられる入所者の皆さんは、全生園が「ごちゃまぜ」をコンセプトにしたまちになることを望んでおられるように思います。
  
  そこで、以下伺っていきます。
  ①、NPO法人活き生きまちづくりの中の部会、人権の森委員会の皆さん、私もそのメンバーの一人なんですが、余り参加できていませんが、精力的に畑や花壇づくり、講座等に一般の方を巻き込もうとしていて、全生園をまちづくりの一環として捉えています。入所者の方に寄り添う活動が果たす役割をどう考えていますか。



○経営政策部長(小林俊治君) 島崎議員の御質問にお答えしてまいりたいと思います。
  多磨全生園の人権の森構想の実現に向け、NPO東村山活き生きまちづくり人権の森委員会の皆様におかれましては、日ごろより園内の畑や花壇づくり、山吹舎の清掃及び絵画展の開催等、さまざまな活動を主体的に行っていただいているところでございます。
  こうした市民の皆様に参加していただき、入所者の方々と寄り添う形での普及啓発活動を進めていくことで、ハンセン病を知らないことによる偏見や差別をなくすことになり、これらの活動が入所者の方々の人権を守り、人権の森構想の実現につながるものと考えております。

○2番(島崎よう子議員) そして②です。ハンセン病問題基本法第12条、良好な生活環境の確保のための措置等という項目なんですけれども、そこについては、所在地自治体としての役割をどのように考えていますか。国の責任としてやるべき論だけではなくて、自治体として交渉していく姿勢を持っていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○経営政策部長(小林俊治君) ハンセン病問題基本法第12条は、入所者の方々がそれぞれの園において、安心して豊かな生活を営むことができる療養所であるためには、地域社会との関係が極めて重要であると示されております。
  このことから市といたしましても、偏見や差別のない社会への啓発を進めるとともに、入所者自治会の皆様の良好な生活環境の確保を図る役割があると考え、療養所所在自治体として、引き続き入所者の皆さんの意向に沿う形で、人権の森構想に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

○2番(島崎よう子議員) その第2項には、国は、措置を講ずるに当たっては入所者の意見を尊重しなければならないとなっているわけで、国のほうも日常的に全生園には訪問しているようですし、イベントなどでも大変積極的にあれしていますけれども、でも自治体はもっと密接に御存じじゃないですか。そういう点では、入所者と国をつなぐコーディネーター的な役割、果たす役割はすごく大きいのではないかと考えているところです。
  ③ですが、多磨全生園は、障害者施設を使えるようにしてほしいという声をあちこちから聞いております。実際、入所者の皆さんとも検討してきた経過があるようです。ほかにも、サッカー場が欲しい、特養だ、美術館だなど、要望も聞いておりますが、全体像はどこが調整していくのでしょうか。
○経営政策部長(小林俊治君) 全生園内にあります施設を、障害がある方、あるいはいろいろな団体等が使えるようにということでございますが、具体的な利用方法なども含めまして、現在そのお話を正式に入所者自治会の方々等からはお伺いしておりません。
  先ほど御質問いただきましたハンセン病問題基本法第12条第2項において、御指摘がありましたとおり、国は入所者の意見を尊重しなければならないと定められており、国に取りまとめる責務があると考えております。
  御案内のとおり、入所者の御希望に沿った全生園の将来構想の一つでもありました保育園の全生園内誘致を実現してまいりましたが、今後も入所者の意向を最大限反映できますように、多磨全生園を管理している国に対しまして療養所所在自治体として働きを行うなど、調整してまいりたいと考えております。
○2番(島崎よう子議員) それはもっともなことだとは思いますが、全て入所者のほうに意見が行っているかというと、そうでもない状況があるのではないかと思いますし、実際、御高齢で、入所者自治会の皆さんたちが検討していくのも大変厳しくなっているように私には考えられます。  ④なんですけれども、東村山市は、入所者の皆様の意向を最大限に尊重して国や都に働きかけるという考え方を示していて、それは至極当然、もっともだと思っています。活き生きまちづくりの人権の森委員からは、入所者は、市はどんな将来像を持っているのだろうかと話していると聞いております。
  そこで、入所者の皆さんとともに練り上げていく必要があるのではないかと私は考えるわけですけれども、この発想についてはどう考えますか。
○経営政策部長(小林俊治君) 多磨全生園の将来構想の実現につきましては、これまでも答弁させていただいておりますが、市としては、入所者自治会の方々の御意向を酌み取り、その御意向を共有させていただいた上で東京都や国にお伝えしていくことが重要であると考えております。
  これまでと同様に、引き続き、入所者の自治会の方々の意向を確認した上で、解決していかなければならない課題等を整理しながら将来構想の実現を後押ししていくことが、療養所所在自治体としての責務であると認識しているところでございます。

○2番(島崎よう子議員) ⑤に移ります。3月議会で土方議員が、入所者の皆さんが望んでいる人権の森委員会を設置していただきたいという質問をしておりました。その後の検討状況を伺います。
○経営政策部長(小林俊治君) 3月定例議会の土方議員からの御質問の際も御答弁させていただきましたけれども、人権の森委員会設置につきましては、正式にまだ、現状におきましてもお話は伺っておりません。
  しかしながら、人権の森構想を推進していく上では、入所者の御意向を最大限尊重することが何よりも重要であると考えているところでございまして、多磨全生園将来構想検討委員会や全国ハンセン病療養所所在市町連絡協議会の決議文で掲げております人権擁護委員会等との関係からも、新たな設置につきましては関係各所と慎重に検討していく必要があるものと考えているところでございます。

○2番(島崎よう子議員) 最後に、総括的に市長にお伺いしたいと思います。
  いろいろな切り口というか、思いで質問してきたわけですけれども、ずっと平行線といいましょうか、一歩踏み込んだ御答弁がいただけないのが大変残念に思います。本当にもう、私以上に御存じだと思いますが、今、入所者の人たちが意見をまとめていくだとか、検討していくだとかというのは、大変厳しい状況になってきていると思います。もっと市のほうもサポートしていかないと、待ちの姿勢だけでは間に合わないのではないかなと思います。
  それで今回の質問をしているわけなんですけれども、国の責任としてやるべきだという論だけではなくて、自治体としての方針、目標を持って国と交渉していく。先ほど私が提案しました、入所者から出てくる意見だけではなくて、一緒に寄り添って、どう考えていくかというサポートをしながら、そして練り上げていく、それをもって国と交渉していくという姿勢が、もうその段階に来ているのではないかなという思いなんです。
  そこで、市長には、自治分権の考えを中心に、今のような私の提案をどう受けとめていらっしゃるか、見解をお伺いいたします。
○市長(渡部尚君) おっしゃる趣旨は非常によくわかります。当市としても、できるだけ自治会の皆様と寄り添いながら、ぜひ将来構想について、もう少し具体的なビジョンを描きつつ、国といろいろな形で折衝してまいりたいとは考えているところでございますが、御案内のとおり自治会という組織があって、この間、前の会長が若干、おぐあいがずっとよろしくなかったり、今の会長にかわられても、御入院されて、またここでおけがをされたりという経過があって、なかなか市としても具体な将来構想についてのお話し合いということが、目に見える形で前に進んでいないというのは御指摘のとおりかなと思います。
  ただ、自治会は自治会で独自にあずまやを建設されたりということで、動き始めているのも一方で事実であって、市の基本的なスタンスとしては、これまで申し上げていたように、やはり入所者の皆様の思い、総意をもって、我々としてはそれに寄り添いながら、まさにそのことを意を体して市としても努力していくという基本姿勢は、それほど変わっているわけではありません ただ、確かに御指摘のとおり、入所者の皆さんがかなり御高齢になっているという現実を踏まえると、我々としてもどういうふうにこれからその辺の具体なところについて話を進めていったらいいのかというのは、内部としても今後大きな課題だなと、そこは受けとめているところであります。
  市としては、ハンセン病問題基本法で先ほどお触れになった地方自治体という中では、東村山だけが所在自治体ではなくて、やはり東京都という大きい存在があるわけで、この間、私どもが訴えてきたのは、東京都にも所在自治体としての自覚と責任を持って私どもと一緒に行動していただきたいということを、もう市長就任以来、ずっとお願いをしてきました
  なかなか知事の御来訪がかなわなかったわけですが、所信表明でも申し上げたように、昨年、知事がかわられて真っ先に、東京都と我々との協議の場である市町村協議会で知事には、国と東京都、それから市と自治会、4者の協議体を立ち上げたいと我々は考えているので、ぜひそのテーブルについていただいて、都からも国に対してそういう要請をぜひお願いしてほしいということで、再三お話をさせていただいています。
  やはり当市だけではなかなか解決がつかない部分もございますので、今後も粘り強く、東京都にも所在自治体としての自覚と責任を持っていただき、人権の森構想が一歩でも前に進むように、旗振り役としてぜひ頑張っていただけるように、これからもお願いしてまいりたいと思いますし、国に対しましては、引き続きいろいろなチャンネルを通じて、私どもとしてもこれまで人権の森構想について、具体的に国の責任を果たしていただけるようにお願いしてきた経過もありますので、今後も精力的に取り組んでまいりたいと考えております。
○2番(島崎よう子議員) 今回、都知事が全生園を訪問してくださったことが大変大きな力になるだろうと期待を持っているわけですけれども、そして市が昨年度よりさらに進もうということは承知しているところです。
  でも、時間がないという入所者の様子を見ていると焦ってしまうというか、私のほうも焦るという気持ちを持っています。ぜひとも、入所者のほうに対してサポートができるところでは積極的に伺っていっていただきたいと思うんです。練り上げていく、入所者の人たちがどんなまちづくりを望んでいるのか、人権の森構想としてどんなふうに望んでいるのかということを、待ちの姿勢ではなく、そちらにも力を入れていただきたいということを申し上げて、次の質問に移ります。
議会/行政改革 | 【2018-02-22(Thu) 18:23:37】 | Trackback(-) | Comments:(0)


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