2007年7月18日
16日の話の続きです。
今月上旬、富士見小学校4年生の授業で「車椅子とアイマスク」の体験学習のお手伝いをしました。数年前から“さんきの会”のみなさんが高齢者や障がい者の立場を子どもが学ぶことに取り組んでいます。
この日は社協職員と共に「車椅子、アイマスク、学習」のコースをクラスごとに学習する2時間弱。子どもたちは車椅子に乗る人と押す人を交互に経験します。さんきの会員は子どもたちが質問に答えながら要点を覚えられるよう、上手に説明していきました。やんちゃ盛りの男の子たちを集中させ、うまいものです。段差を降りる時に声掛けなしでいきなりやられ「怖い~」と悲鳴を上げる子もいました。これがアイマスクをはめ校舎内を歩くのはもっと怖く、時間が大幅に取られました。どの子も興味深そうに一所懸命です。
子どものうちから、障がいある立場を経験でき、サポートの仕方も学ぶのは必要なこと。経験があるかないかは、その立場の人の理解が全く違うでしょう。今後は車椅子の人を見かけたら手伝えるかもしれません。
そういえば、もう14,5年も前のことですが、私も「インスタントシニア」体験をしたことを思い出しました。薄い手袋をはめ、水中眼鏡をかけ、足には何グラムであったか錘をつけて出かける経験でした。・・・自動券売機できっぷを買うのに、財布から硬貨をうまく出せない。コインをいれ出てきた切符をうまくつかめない。階段を上がる足が重くて手すりにすがって上がっていく。それに水中眼鏡がうっとおしく廻りがよく見えない・・・こんなにしんどい思いをするくらいなら、出かけたくないと思ったものです。
自分の体にシニアの状態を作り出したのですが貴重な体験でした。体の状態から心への影響もわずかですが味わうことができました。
この学習を全小学校で取り組めるといいですね。
子ども/教育
|
【2007-07-18(Wed) 23:46:32】
|
Trackback(-) |
Comments:(2)